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「イロハアヤ展」開催レポート!広島を題材にレトロイラスト・デザイン展

更新日:2023年9月21日

イロハアヤ初の個展「イロハアヤ展」が、2023年8月1日(火)〜8月31日(木)まで、広島県安芸高田市の「高宮田園パラッツォ」さんにて開催されました。


内容は活動を始めてからこれまでに制作した、広島を中心に地域の魅力や日本の古きよきを伝えるためのイラストや原画・お仕事を中心に展示しました。

最初は初めての個展ということで、来てくださる方はいらっしゃるのか、準備は間に合うのかなど不安もありましたが、終わってみるととても良い経験となりました。

ご来場頂きました方、ご協力頂きました方、皆さま本当にありがとうございます!!


さて、ここでは実際の会場の様子を写真でご紹介していこうと思います。


宮島の花火を見上げる浴衣を着た母と娘
フライヤー表面

展示風景


会場はとても広い安芸高田市高宮の文化施設。図書館やホールもあります。

この度はこちらの施設の方からのお声がけで実現しました。




入口には大きな看板を設置して頂きました。



中に入ると見えてきました!まずは自己紹介パネルでお迎え。

その横に手作りの芳名帳とポストカードやフライヤーなどを設置したところ、芳名帳にはたくさんの励ましのお言葉が。あたたかいお言葉に涙腺がゆるむ…


お仕事関係の方や恩師、友人知人、SNSでつながっている方や周辺にお住いの方、安芸高田市外の広島市や三次市・東広島市・北広島町、さらには広島県外の方などです。

「前から気になっていたんです」「ちょうど安芸高田市で仕事があって」「案内もらったから来たよ」など様々でしたが、気にして頂いて、わざわざ遠方まで足を運んで頂けたことに感激です。ありがとうございます…!



まさかのフォトグラファーさんにカメラを向けるという大胆な私…

ご来場頂いた方と一緒に写真を撮ったりしたんだけど、掲載許可とればよかった〜(載せても良い方いらっしゃったら教えてくださいw)



さて展示内容です。

最初の自己紹介パネルには私のこれまでの歩みを書かせて頂きました。ご興味ありましたら拡大して読んでみてください。



そしてこちらが全貌。大きなガラスケースです。

初めて見た時には美術館のようで驚愕。事前に配置図を作ってイメトレしました。笑


そしてなんといってもその次、今回の展示の目玉である描き下ろしイラスト!「天岩戸」です。



※解説パネルより引用

我が国最古の伝統芸能「神楽」。その起源とも言われる日本神話の中の「天岩戸(あまのいわと)」伝説を、今回は本展に向けて、神社で舞う様子とあわせて描きました。

物語は、太陽の神である天照大神(アマテラスオオミカミ)が弟・須佐之男命(スサノオノミコト)の悪行を嘆いて天の岩戸の中に隠れてしまいます。困り果てた神々は相談をし、天の岩戸の前で宇津女命(ウズメノミコト)を踊らせ大騒ぎします。これを不思議に思った大御神が岩戸を少し開けたところ、手力男命(タヂカラオノミコト)が岩戸を開き、再び世界は平和を取り戻したという物語です。

私は幼少期、秋には親戚の家に集まり、神社で夜通し神楽を観ることが一年に一度の楽しみでした。普段は寝ている時間に外に出るワクワク感も、煙幕のにおいも、気づけばそこにいる全員が一体となっている感覚も、すべてが特別でした。そんな懐かしい景色を、広島の魅力を、微力ながらイラストやデザインを通して様々な方にお伝えできれば…という思いで制作しました。


横は1mを超える巨大パネル。ご来場頂いた方にご満足頂けるようにと色々悩みましたが、「華やかでですね」などお褒めのお言葉を頂けてよかったです。

今回この絵を描くにあたってアドバイス頂いた方には大変感謝しております。「日本の古きよき」「広島の魅力」の一つである芸北神楽を描きたいという気持ちで取り組んだのですが、実際に描くとかなり難しい…ということを実感しました。神楽って奥が深い。



続いては2022年末に愛媛県内子町で開催されたグループ展に出展した「芸北神楽面」の連作。

こちらは十数年ぶりのアナログ作品で、愛媛県特産品の大州和紙に水彩絵の具で描きました。

先ほどの「天岩戸」もそうですが、若い世代や神楽に興味のない方にも興味を持ってもらえるようにデザイン性を重視して制作しております。神楽という古くから地域に伝わる伝統芸能に触れる一つのきっかけになれば幸いです。



続いては広島の名所を描いた「名所広島百景」など、地域や日本の伝統をテーマにしたイラストを並べました。

今回の展示のメインビジュアルにも使用した宮島の花火大会やロサンゼルスのイラストコンペで展示された作品も。





こちらも大州和紙に水彩絵の具で描いた昭和レトロなアイテムを3点。



こちらはお仕事ゾーン。

広島のおすすめスポットをイラストで描き起こしたイラストマップ「広島散策図」をはじめ、ロゴや入浴施設のポスター・折込チラシなど。


中でも人気だったのは、福山市のラーメン屋「みそら」さんの味噌ラーメン!

お土産用ラーメンを作られるにあたり、パッケージやリーフレットなどをお手伝いさせて頂きました。備後圏域の食材にこだわって作られているため、備後地域にまつわる名所や名物イラストを描きました。




会場は緑も多くとても落ち着いた雰囲気だったため、来場された方にはゆったりとご覧頂けたのではないかと思います。






関連イベント「広島ぬりえ」ワークショップ

期間中は広島の名所を元にした塗り絵のワークショップを行いました。小さなお子様から大人の方まで楽しんで頂けたのではないかと思います。

会場の方の書かれた優しさ溢れるホワイトボードから。




最初の参加者は隣接する図書館を利用するために来た小さなお子様たち。声をかけると「やりたい!」とご家族を説得。笑

その後は児童クラブの小学生や友人など、徐々に参加者も増え始めました。




絵の具やクレヨン、色鉛筆など、思い思いの画材で広島の景色を彩ります。



絵の具はあまり使ったことがないという小さなお子様たちも、楽しく取り組んでくれました。

惜しむらくはお顔の掲載許可を撮り忘れたこと…涙。次回への反省です。



大人の塗り絵もとてもお上手!蛍光クレヨンがいい味出してます。

そしてお次はグッズコーナー。




せっかくなので新作のアナログイラスト「昭和レトロ喫茶」のメニューを飾らせて頂きました。

ステッカーやフレークシールもご用意。いつもと違うテイストも楽しかったです。





グッズをお手に取って頂いた方、ありがとうございます!



まとめ

冒頭にも書きましたが、最初は色々と不安でした。しかし終わってみると、とても楽しかったです!

初めてお会いする方やご無沙汰の方、遠方から駆けつけてくださった方など、色々な方とお話しすることができました。

感想などをお聞かせ頂き、客観的に見た自分というものが改めてわかりました。また何より応援してくださっている方がいるんだということがとても励みになりました!


この度は設営から撤去、広報など大変ご協力頂きました「高宮田園パラッツォ」の皆様をはじめ、ディスプレイのアドバイスをくれたデザイナーの友人や当日のお手伝いをしてくれたフォトグラファーの友人、クリエイターズコミュニティの方、フライヤー設置にご協力頂いた方、SNSでつながっている方、ご来場頂いた方、安芸高田市の方々など、皆様のご協力により無事に終えることができました

まだまだ拙い展示だったかもしれませんが、気にしてくださってご来場くださって、本当にありがとうございました!!


また次回、皆様に喜んで頂ける企画ができましたらよろしくお願いします。



大失態により上から貼ってもらったツギハギの看板

Photo : ゆるりふぉとぐらふぁー ちあき・イロハアヤ

メディア掲載:ひろしまアートシーン(広島市と周辺のアート情報を発信するためのウェブサイト)

フライヤー設置などにご協力頂いた皆様:galleryG様・東区民文化センター様・東区図書館様・ガレリアレイノ様・ブラック画材様・安芸美材様・広島市平和記念公園レストハウス様・県民文化センター内文化情報コーナー様・合人社ウェンディひとまちプラザ様・ピカソ画房様・port.cloud様・co-baHIROSHIMA様・北広島町観光協会様・神楽門前湯治村様・道の駅三矢の里あきたかた様・うえひろやスタジオ様 ほか多数(順不同)


 





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